高齢化社会の深刻化は、急に始まったわけではありません。

 

平成にはいり、「限界集落」という言葉が新しく誕生日しました。

過疎化の問題点がある、地方では現役世代が都会に行かないように町おこしなど様々な努力をしています。

しかし、都会と比べて何かと不便の多い地方では限界集落が増えていく一方になるかもしれません。

 

■高齢化社会で増える限界集落

 

高齢化社会 限界集落 写真①

 

限界集落とは過疎化が進み、人口の50%が高齢者(65歳以上)になってしまった市町村のことを言います。

 

そして、段階があり呼び方が少し変化します

 

・準限界集落

55歳以上の割合が半数を超えている。

 

 

・限界集落
65歳以上の割合が半数を超えている。

 

 

・危機的集落
65歳以上の割合が70%を超えている。

 

 

・超限界集落・消滅集落
それ以上に深刻な場合。

 

 

今では、65歳以上の割合が半数を超えている「限界集落」が増え始めています。

 

 

限界集落は、山間地や離島に多い傾向にあります。

 

原因はとして、人口の流出にあります。

 

若い人が、大学や仕事などで集落を離れ、都会や他県に移り住み戻ってこない。(限界集落などでは農業がメインとなっており、他の仕事があまりないため)

 

コンビニやスーパーも都会のように歩いたらすぐあるわけではないので、生活に不便が出ることから離れいく人もいます。

 

さらに、深刻になると高齢者の方も施設への移動や入院などで集落から離れ、「消滅集落」になり人がいなくなってしまうケースもあるんです。

 

高齢化社会になり始めてたから、限界集落はとてもつもないスピードで進行していっています。高齢者と若者の交流は、都会に比べてあるのものの田舎の方でも交流が少なくなり、若者世代•現役世代が、都会に憧れどんどん離れてしまっているのが現状です。

 

■高齢化社会で限界集落になりやすい条件とは?

 

高齢化社会 限界集落 写真②

 

高齢化社会で、かなりの数が限界集落になってしまっています。

 

65歳以上の高齢者が半数以上いる限界集落は、全国で15,568集落もあります。

 

中国圏、九州圏、四国圏にとても多いようで、集落も維持することも困難になっていき、消滅集落に陥る集落が増えています。

 

限界集落の定義として、65歳以上の高齢者が半数以上を超えている事。が言われていますが、中には65歳以上の高齢者だけしかいない、限界集落も存在していて、その数は800を超えているそうです。

 

そして、75歳以上の後期高齢者だけで存在する集落は、300を超えています。

 

高齢化社会の影響で物凄い、勢いで限界集落が増えていて、超限界集落・消滅集落に近づいている集落がたくさんあり、大きな問題とされています。

 

 

限界集落に陥ってしまう、集落の条件として挙げられているのは、

・集落の人数が50人未満

・山間地

・人口が減少傾向

・役場から離れている

・その先に集落のない行き止まりの地形的末端

が挙げられています。

 

 

■高齢化社会で増える限界集落での問題点

 

高齢化社会 限界集落 写真③

 

限界集落では、昔ながらの風習や伝統があるところが多く、保全すべきという声や廃すべきではという声もあるあり、様々な意見が飛び交っています。

そのような事もふまえつつ、高齢化社会において限界集落にはどういった問題点があるのかをみていきましょう。

 

 

まず、空き家や空き地の増加です。

 

空き家・空き地の問題は、限界集落に限らず地方全体で起きている問題とも言われています。

 

なにも、管理されていない空き家では犯罪の行為で使用される危険性などがあり、決して人がいないからだけの問題ではありません。

 

日本は、国土がもともと狭いですので土地には限りがあります。限りある土地や費用をかけ建てられた家が空き家になってしまうのは、資源の無駄にもなりかねません。

 

そして、農林漁業にも影響がでます。

 

限界集落になる地域では、主に農林漁業が産業の中心になっています。

 

限界集落から消滅集落に向かう中で、農林漁業が衰退していくのは、当然と言ってもいいでょう。

 

食料自給率もただでさえ低いのに、耕作放棄地がさらに増えるとさらに食料自給率も下がることにもなりますし、山林の荒廃も深刻で、自然に戻そうとしても、もともとの山林がもつ機能が失われ、日照不足から樹木が細くなってしまったり、地表面の、植物も不足してしまうと言われています。

 

山林の影響は漁業にも影響を及ぼします。

 

河川から流れ込むミネラルが海の栄養源でもありますので、山林の豊かさと海の豊かさにはとても大事な関係性があるのです。

 

 

そして、経済的な問題もあります。

 

例えばですが、集落から、1kmほど離れた場所に家が1軒あるだけで、道路を造り、電柱を立てて電気を通し、水道管を敷設しなくてはなりません。

 

郵便物があれば、1軒のために郵便局員は1kmを往復しなくてはならず、行政も住民サービスの提供のため現状把握や対応に追われることになりコストを考えるとかなりの影響が出ます。

地域全体の経済効率だけ考えるとなると、集落から離れた存在は効率を下げてしまう事になります。

 

規模を大きくしてみたときも、市街地と限界集落の関係性は同じ構造になります。

 

人口あたりのコストでも、市街地よりも限界集落の方が何かとコスト高になってしまいます。

 

経済的な合理化を進めていかないと、低下している労働力では国民全体を支えきれなくなってしまいます。

 

このようなことから、少ない人数で大きなコストを必要とする限界集落は、非効率・不経済な存在として、その維持のために使われる税金に、批判的な意見が多くなりつつあります。

 

■高齢化社会で増える限界集落をどうすればいいのか

 

 

高齢化社会 限界集落 写真④

 

・農業を全面にアピールする

先ほど言ったように、農業が仕事のメインになりますので農業で「稼げるんだぞ」とアピールをすることによって、若い人で農業をしたい人を集め、活気づけようとしている地域もあり、少しづつですが人が増え始めている地域もあるそうです。

 

・空き家を活用する

「古民家」などをうまく利用し、宿を作りツアーや新鮮な地元の食材を使った料理店をオープンするなど、人を呼び込み活性化に成功した地域もあるそうです。

そのほかにも、町おこし事業などで観光客を増やすなどいろいろな方向から対策が練られています。

 

ただし、単発のお祭りなどでは、集客人数は見込めていても、移住や集落自体の人数を増やすことにはなかなか繋がりにくいのが問題です。

 

しかし、単発でも地域の知名度を高めることができれば、成果につながる可能性がありますのでやらないよりかはやった方がいいと思います。

 

田舎は嫌だという若い人に、素晴らしさを伝える活動を増やすことによって若い人の人口が増えることが一番の対策ですし、今後ますます高齢化社会が進む中で「限界集落」などが増えていくと予測されていますので、少しでも現状を理解し人が住みやすい環境を作っていくのが大切だと思います。

■高齢化社会で増える限界集落まとめ

 

 

高齢化社会 限界集落 写真⑤

 

 

高齢化社会問題が深刻化している日本で、限界集落が増えていくことは確実だと言われています。

 

確かに今の日本、いや世界では当たり前のようにSNSが流行りインターネットの普及で、とても便利な世の中になっています。

 

そして、都会を中心に人が集まるのでやはり地方の方も憧れを抱き、地元を離れる方が多くいます。

 

しかし、地方も決して悪い場所ではないんでしょうか。 地方から東京などにきた若者たちからは、「将来老後は、地元に戻りたい」 「地元の人たちは、みんな優しくてとてもよかった」などの声も多く聞いています。

 

地方の方も、都会にきてどんどん地方の良さをアピールしていけば、逆に都会から地方に憧れを抱き、地方に行く方も多くなるのではないでしょうか。

 

都会と地方のお互いの良さを十分に引き出す、対策などが出れば高齢化社会における限界集落や、これからの日本もよくなって行くと思います。

 

そして、何より経済や効率だけを考えて限界集落をなくすという動きがありますが、そんな世の中にだけはなってはいけないと思います。

 

もっと、住んでいる人・故郷の人を考えた活動もしなくてはいけませんし、他人ごとのように感じてしまう限界集落などに住んでいなかった人たちはもっと自分のことのように考え意見をして行かなければ、これからも高齢化社会限界集落はますます、深刻化して行く一方です。

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