5月に入り、一気に夏に向けて暑い日々が続いています。

高齢者の方は、この季節とても注意してもらいたいのが脱水症です。

脱水症は季節も関係なくなるとも言われていて、運動時の発汗、気温や乾燥など様々な要因で起こりうる危険な症状です。

今回は脱水症の基礎知識から、対処法などについて詳しく説明していこうと思います。

■高齢者に要注意の脱水症とは?!

高齢者 脱水症 写真①

 

まず、人間の体は約60%の水でできています。

脱水症とは、体液が失われた状態のことで単なる水不足ではなく、ミネラルのひとつであるナトリウム(塩)と水分が一緒に不足してしまう状態のことをさしています。

体液は、主に体の水分、電解質、タンパク質で構成されていて酸素や栄養分の運搬や体温調節、体の環境維持などのとても大切な役割を担っています。

そのため、体液が不足してしまうと酸素や栄養素がうまく運ばれなかったり、老廃物が排出されない、体温をうまく調整できないなどの問題が生じてしまうのです。

脱水症の危険なところは、症状が出にくいところです。周りや本人ですら気づかないうちに脱水症になりかけてしまうこともあります。

脱水症になりかけているにも関わらず、対策が取れないことをかくれ脱水とも言います。

高齢者の方は、かくれ脱水になりやすいと言われているので要注意です。

そして、脱水症には大きく分けて3つのタイプがあります。

・高張性脱水/水欠乏性脱水

細胞内液の水分が不足する脱水のことを言います。

発熱や水分の摂取不足や尿量の増加が主な原因です。

自分で水分の補給が難しい小さな子供、のどの渇きが感じにくい高齢者に多い症状だと言われていてこの脱水のサインは、喉や口の激しい乾き、尿量の減少などです。

・低張性脱水/ナトリウム欠乏性脱水

カラダのナトリウム(塩分)が減少する脱水のこと。

下痢や嘔吐、副腎機能の低下などが原因です。

この脱水のサインは、頭痛や低血圧、立ちくらみ、食欲不振などです。

・等張性脱水

水とナトリウムがともに失われることによる起こる脱水のことを言います。

出血や下痢、熱傷などが主な原因でこの脱水のサインは、口の渇きや尿量の減少、血圧低下などです。

脱水症には特に、子供と高齢者の方がなりやすいと言われています。

症状は、軽度のめまい、頭痛、から重度の痙攣、意識障害、そして命にも関わってしまうこともあるほど脱水症は危険なのです。

 

■高齢者が脱水症になりやすい理由とは?!

 

高齢者 脱水症 写真②

 

高齢者の方は、なぜ脱水症になりやすいのかを見ていきましょう。

・筋肉量の低下

加齢や、運動量の低下から高齢者の方は筋肉量が減少していきます。

筋肉は体でもっとも多くの体液を含んでいる場所で筋肉の減少は体液の減少に直結してしまうので、脱水症になる確率を高めてしまいます。

・喉の渇きに気づかない

脳の視床下部という場所には、喉の渇きを感じる口渇中枢があり、加齢に伴い口渇中枢機能が下がり、体液が減少しても喉の渇きを自覚しにくくなります。

・腎臓の機能が低下する

体液の喪失を防ぐには、腎臓で水分や電解質を再吸収する必要があります。動脈硬化やホルモン環境の変化に伴い、加齢とともに腎機能が低下するため、水分や電解質が失われて脱水症のリスクが高まります。

・全体的な食事量が不足する

飲み物だけではなく、食べ物からも1日1,000mlほどの水分と電解質を摂取しています。加齢で食が細くなったり、食べ物を飲み込むための嚥下機能が低下したりすると、全体的な食事量が減ってしまい、水分と電解質が不足しやすくなります。高齢者の方は、精神的なストレスでも食欲が低下しやすいため要注意です。

・トイレに行く回数を減らしたいから、水分を摂らない

体液を維持するホルモンの一つに、抗利尿ホルモン(ADH)があります。抗利尿ホルモンは腎臓で水分と電解質の再吸収を促しますが、加齢とともに抗利尿ホルモンに対する腎臓の反応が低下します。すると薄い尿がたくさん出るようになります。高齢者の方、本人が夜間などに頻繁にトイレに行くことを嫌がったり、介護者に気を使ったりした結果、水分摂取を制限すると脱水症に陥りやすくなります。

・利尿作用を持つ治療薬で体液を喪失しやすい

加齢とともに高血圧や心不全の方の割合が高くなります。高血圧や心不全の治療薬は、血圧を下げ、心臓の負担を減らすために、尿を増やす利尿効果を持つものがあります。これらの治療薬を使用すると尿の量が増え、体液を失いやすくなります。

・高浸透圧食品の摂取で相対的に水分量が不足する

食事量が減少しやすい高齢者の方には、不足したエネルギーを補うために経腸栄養剤などを用いるケースが多くあります。経腸栄養剤は体液よりも濃度が濃い(浸透圧が高い)ので、体液の濃度を保つために相対的な水分不足が起こります。

人間の体は、毎日水分を失っています。

尿や便、汗、呼吸などにより、1日に2.5リットルもの水分が体から出て行ってしまっています。

体の体液をバランスよく保つためには、出て行った分だけ水分を入れてあげなければいけません。

 

■高齢者が脱水症になってしまった場合の症状や対処方法

 

高齢者 脱水症 写真③

 

先ほども言いましたが、高齢者の脱水症を軽く考えてはいけません。

ひどい場合では、命にも関わりますし、脱水症により血液が濃くなりドロドロの状態になることで血栓ができやすくなり、脳梗塞、心筋梗塞になる可能性もあります。

脱水症は程度により現れる程度が異なるので、早めに気づいて処置を行うことが大切です。

・軽度脱水

ほとんど自覚なし。

めまい、ふらつき、口の中の渇き、大量の汗、ぼんやり、食欲低下、吐き気など。

・中等度脱水

体調が優れない、何かしらの自覚症状がある状態。

頭痛、尿量の減少、口の中の粘着き、嘔吐、汗の減少、動きの鈍り、精神不安定

・重度脱水

命に関わる可能性のある危険な状態。

意識がもうろうとする、痙攣、昏睡状態、幻覚や錯覚、呼吸困難、チアノーゼ、腎機能の低下など。

このような症状が出た場合は気をつけてください。

そして、高齢者の方の脱水症で多いのはこのような症状があまり出ないかくれ脱水です。

かくれ脱水になっているかを自分で確認する方法がありますので、ぜひ心配になった際はやってみてください。

・手の親指の爪を押す

指先には毛細血管があります。

水分が不足していると、血流が悪くなるので、親指の爪を押したときに白い状態から赤い状態に戻りにくくなります。

目安は3秒です。 3秒で赤みが戻らない場合は脱水症の疑いがあります。

・手の甲の皮膚を引っ張る

皮膚には、水分が多く含まれています。

脱水症では、皮膚の水分も不足し、肌の弾力が減ってしまうため皮膚が元に戻りにくくなります。

こちらも目安は3秒です。

・舌の状態をみる

健康な人の舌は色が赤く、表面がなめらかです。しかし、脱水症になっている状態だと舌の表面に光沢がなく、赤黒く乾いています。

この3つの方法は簡単に行うことができますのでぜひ日頃からチェックしてみてください。

万が一、脱水症になってしまった場合は経過をおって必要に応じて病院に行きましょう。

応急処置として一番最初にやらなければいけないのは、水分補給です。

経口補水液で水分補給をするのがとてもいいです。

経口補水液は、スーパーやドラッグストアで簡単に買うことができます。

もし、近くになく手元にない場合は作ることも可能です。

作り方は、水1リットルに砂糖大さじ4と1/2(40)グラムと塩小さじ1/2(3グラム)を入れしっかりと混ぜるだけで作れます。

水分補給する際は、負担をかけないようにゆっくり飲んでください。

ただし塩分摂取の制限がある方などは、お医者さんにまず相談をしてください。

そして、高齢者の方は脱水症にならないように日頃から脱水予防を行うことが大切です。

まず、1日に必要な水分量を知ることが大切です。

1日で失われる水分量は高齢者の方で約2500㎖と言われていて体内の水分バランスを保つためにも、食事以外で1000㎖〜1500㎖の水分摂取が必要になります。

そして、定期的に水分補給を行うことです。

高齢者の方は、喉の渇きに気づかなかったり、トイレに行きたがらないなどの理由から水分補給は積極的に取りたがらない方がいますし、意識していてもついつい忘れてしまう方もいます。

日頃から、水分補給を取れるようにタイミングで取れるように決めておくと忘れずに水分補給ができます。

例えば、起きたときに、朝食時に、昼食時に、運動終わりに、入浴時に、夕食時になどと何かしたときに一緒に水分補給をすると決めておけばスムーズに水分補給をすることができます。

そして、周りの方達のサポートもとても重要になります。

認知症の方は、体調不良でもうまく伝えることが難しいので周りの家族や介護をしている人は、定期的にチェックをし水分補給の管理をしてあげてください。

 

■高齢者は脱水症にこの季節は要注意!!まとめ

 

高齢者 脱水症 写真④

 

高齢者の方は、季節関係なしに脱水症には気をつけなければいけません。

脱水症はあまり大事ではないような認識をされている方がいますが、本当に対処が遅れたり無理をしていると、とんでもない事に繋がってしまうので常に水分補給について意識をしていないといけません。

ゴールデンウィークも終わり、いよいよ夏本番がやってきます。

暑くて、暑くて、脱水症になる子供や高齢者の方も多くなる季節ですので、きちんと脱水症対策で水分補給をしたり長時間暑いところにいないようにしたりと脱水症にならないような行動をとって、楽しい夏を過ごしてもらいたいです。

なんども言いますが、子供や高齢者の方の脱水症は自分でも自覚がなくても起こりうることがあり、かくれ脱水になりやすいので、自分は大丈夫と思わずに水分補給はこまめにとってください。

常に健康にいるためには、まずたくさんの病気の事や体についての知識をつけ、ちゃんとした知識を学び行動に移す事だと思います。

食事、運動、睡眠、水分補給など、たくさんの健康でいるための知識を身につけ70歳、80歳と年を重ねていっても元気でいられる体を作って行きましょう。

 

 

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