
遺品整理を業者に依頼する前にご自身で物量を把握していますか?
出来るのであれば、問い合わせる前の段階で物量を把握してから業者に問い合わせると口頭で概算だけでも教えてくれる場合もあります。
そうすると金額のイメージを持ってから、お見積りを迎えることができます。
さて、今回ブルークリーンで行った遺品整理について解説していきます。
まずは詳細をご覧ください。
【データ】
場所 | 東京都大田区 |
間取り | 2LDK+ベランダ |
見積金額 | 約25万円 |
日程 | 1日間 |
総動員数 | 2名 |
遺品整理を行う前の状況
今回のご依頼はお客様がブルークリーンのサイトから直接ご連絡を頂きお伺いすることになりました。
さらにお電話の段階である程度のお話しを聞くことができたのでお見積りにスムーズに入ることができました。
お見積り当日、現場に到着してからまずはじめにお客様にご挨拶をして、詳しいご要望をヒアリングさせていただきました。
お客様のお話しによると、元々この部屋には親族が住んでおり、住んでいた方が亡くなってからある程度は片づけをしたそうです。しかし、大型で重量のある家具が多かったので今回業者に依頼することにしたそうです。
また、こちらのお部屋は作業後にリフォームをした上で売却か自分で住むかを検討しているとのことでしたので、今回お見積りを頼まれたのは「遺品整理」のみでした。
お客様から詳しいお話を聞いた後、早速、お部屋の調査を開始しました。
お部屋の状態は下の写真をご覧ください。
↑こちらのお部屋にある家具は正面から見ると高さ2m程、幅が1.5m程ある特大サイズの洋服入れでした。
扉の間口は普通の大きさなので、普通に搬出することが出来ないため解体して運び出すことになりました。
今回のケースのように運び出せないものがある場合は解体のご提案をさせていただくことも非常に多いパターンです。
↑リビングは家電以外にも大型家具が多かったです。
実はこちらのお部屋は駐車場までの導線(トラックに積み込むまでの道)が非常に遠く、50m程の距離を横持で運び出さなければいけませんでした。
今回のような状況でもっとも気を付けなければいけないことは、他の住民の方へ危険が及ばないようにすることです。
集合住宅は多くの家族が住んでいるため、荷物の運び出しの際に子供が飛び出てくることもしばしばあります。
そこで、事故が起こることを未然に防ぐためにも、大型家具はなるべく解体して小さい廃材にするようにお客様にご案内しています。
小さい廃材にすれば重量も軽くなり、台車でまとめて運べるようになるため結果的に安全に運ぶことができ、さらに作業を効率的に行う事できます。
場合によっては解体させていただく事が、お見積りの安くなる要因になる時もあります。
そんなこんなで一通り部屋を見終え、お見積りの算出をさせていただきました。
遺品整理を行う前の打ち合わせ
お客様にお見積りを提出して、詳細をご説明しました。
今回のお客様は事前にWEBで相場を把握していたようで、すぐに金額に納得していただき打ち合わせをさせていただきました。
打ち合わせ内容は
・作業日の確定(スケジュールの作成)
・解体家具の確認
・捜索物、残す物の確認
・ご契約書や必要書類の記入捺印
・近隣へのご挨拶の有無
今回の現場ではお客様が終日ご立ち合いして頂けるということで、キーボックスの設置はしませんでした。
遺品整理の現場はお時間があれば、お客様に直接作業風景を確認していただく事を推奨しているので、荷物の確認をしながら作業を進める事ができました。
実際に作業を行った結果
お客様のご立ち合いの元作業を進めていき、 無事に終えることができました。
長年部屋の空気がこもっていた様子で、家具の裏もカビがぎっしり生えていました。
全面リフォームをするとのことで、仕上がりが楽しみですね!
↓リビングも物が無くなりスッキリしました。
床はフロアカーペットが張ってあるので長年の汚れが染みついて取れません。
このお部屋もリフォーム後が楽しみです。
作業を終えて無事にお客様に引き渡しが完了しました。
今回は想定していたより時間がかかり、終了予定時刻より3時間程遅れてしまいお客様にご迷惑をおかけしてしまいました。
お客様からは
「気にしなくいいよ!!」と
ありがたいお言葉を頂きましたが、私たちからすれば本当に反省しなければいけないことです。
今後同じことを繰り返さないように、お見積り時の把握をより精度の高いもにしなければいけないと思いました。
今回は遺品整理のご依頼でしたが、形見分けや捜索物がありませんでしたので、通常の家財整理に近い現場でした。
費用をなるべくかけずに処分を行う場合は、自治体の指定した方法を駆使してご自身で不要物を運び出し処分することですが、いざ始めてみると全く終わらないことに気が付きます。
お片付けを業者に依頼するとそれなりに費用はかかりますが、その分「時間」や「労力」を節約することができます。
それぞれのメリットデメリットを考えた上で、業者に依頼するか、ご自身で処分するかを検討してみるのもいいかもしれません。